高機能塗料のトップブランド「ガンコート」
塗るだけで放熱性アップ!

ガンコートはスプレーガンで塗装した後に170℃の焼付乾燥します。そして硬化した塗膜は物理的に硬く、薬品に強く、放熱性が向上する機能性塗料です。ソリッドやメタリック、蛍光色やクリアなどカラーバリエーションも豊富で、一般的な塗料では耐久性が心配なエンジンやブレーキ周りのパーツにも安心して使える上に、パフォーマンス向上にも貢献します。
 



ガンコートの3大機能
 
1.高い放熱性

空冷エンジンのシリンダーやシリンダーヘッド、ラジエターやオイルクーラーに施工することで、エンジン本体やエンジンオイル、冷却水の過度な温度上昇を抑制することが期待できます。発熱量の大きいバイク用エンジンに関しては、メンテナンスやレストア時にガンコートで塗装することで、高熱でも塗膜がダメージを受けず、エンジンパーツが受けた熱を積極的に放熱する特性は効果的です。

2.高い耐薬品性
ガンコートは硬化剤を使わない一液性の塗料ですが、焼付乾燥後はガソリンやシンナーで変化しないのはもちろん、ブレーキフルードでもも剥離しません。脱脂洗浄力が強力なパーツクリーナーを塗装面にスプレーすると、クリーナーに含まれる有機溶媒のヘキサンやイソプロピルアルコールの作用で塗膜表面がツヤ消し状になるとがありますが、ガンコートのツヤはパーツクリーナースプレーしても変化しません。メンテナンス時にブレーキフルードが付着する可能性があるブレーキキャリパーやマスターシリンダー、キャストホイールの塗装に最適です。もちろん、エンジンオイルやガソリンが付着する可能性があるエンジンパーツに使用しても安心です。

3.高い表面硬度
塗膜が硬いと引っ掻いても小キズが付きづらいというメリットがありますが、もう一点、柔らかい金属にペイントすることで素材が補強されて硬くなる効果があります。ガンコートでペイントしておけば、跳ね石や泥が付着してもフィンが曲がりづらく冷却性能を維持できます。またガンコートの塗膜には耐薬品性の高さとともに汚れが付着しづらくなる防汚性能もあるため、汚れたラジエターのクリーニングも容易です。ガンコートがペイントしてあれば、こびりついた泥を落とすために高圧洗浄を当てても、フィンが曲がることはありません。ユーザーによっては、放熱性や耐薬品性の高さよりむしろフィンの硬さに重きを置く例もあるほどです。




パウダーの上にガンコートはNGです

パウダーとガンコートの密着は良いのですが、温度の変化や外力で収縮するパウダーコートの動きに追従できず、硬いガンコートのクリア塗膜が割れてしまいます。これと似たような話題で、ガンコートとパウダーコートではどちらが強いですか? という質問があります。同じ塗料でも得意とするジャンルが異なるため、一概にどちらかが強いとは決められません。


ガンコートとパウダーコートを使い分けるなら
・エンジン、キャリパー、ラジエター、オイルクーラーには機能性のガンコート
・フレーム、スプリングなど、パーツ自体がしなっる、飛び石が当たる部分はパウダーコート

例外なのはホイールで、これはユーザーの好みによって耐薬品性と表面硬度を優先してガンコートを選ぶ場合と、耐候性や耐衝撃性の高さでパウダーコートが選び分けられます。